保育園に通いだすと、必ずといっていい程、風邪を引きます。私は医者ではありませんが、子ども達が風邪を引いてしまう過程をみているので、これではないかと思うものを3つあげたいと思います。
1、集団生活であること
まず、初めて保育園に通い始めた子どもは、かなりの確率で風邪を引き、熱が出ます。特に小さい1歳児の子どもはしょっちゅうあります。クラスの中には、鼻水が出ていたり、咳が出ていたり…。その菌はクラスなどどうしても蔓延してしまいます。だからこそ、移ってしまう可能性があります。
2、玩具など口に入れてしまう
これも上記の集団生活の中の1つですが、赤ちゃんは特に、なんでも口に入れたがります。そしてどんなに止めても、口で確かめたくなってしまうようでよく玩具をしゃぶっている子がいます。保育園等でも玩具の消毒など毎日していますが、遊んでいる中で口にしたものを他の子も口にしてしまうのは、人数が多いほど、防ぐことが難しいです。そのため、そこから風邪をもらってしまう事が多いです。
3、免疫力が弱い
これも小さい子どもだからこそ、ウイルスや菌など知らないものやかかったことのないものが多くあります。なのでインフルエンザなど特殊な菌に反応してしまったり、免疫力が弱く、かかりやすくなってしまうのだと思うのです。
これを前提に、小さい子はどんな風邪や感染症にかかるのか、有名なものをピックアップしていきたいと思います。
手足口病
手足口病は今、LINEニュースでも見るほど、大流行している感染症です。6月から7月の夏季にかけてピークを迎えるウイルス性の感染症です。1度かかってもウイルスが違うとまたかかってしまうこともあります。特徴は、口の中や手のひら、足の裏、股やおしり、膝などに赤いぶつぶつが出ます。熱が出る子はそんなにいませんが、口の中にぶつぶつが出来ると痛く、ご飯も食べれないことがあります。大人もまれにかかり、感染後もしばらく、ウイルスはあるみたいなので手洗いうがいなど予防することが大事です。
溶連菌
溶連菌は、のどの痛みがある感染症です。熱は高めの38度から39度。そんなに高く出ない子もいるようです。体や手足に小さくて赤い発疹が出たり、舌にもイチゴのようなつぶつぶが出来たりするそうです。また風邪と違い、咳や鼻水が出ないのも特徴の1つだそうですよ。
しらみ
これは熱など風邪の症状ではありませんが、1人出ると、移る可能性があります。あたまじらみといい、髪の毛に寄生し、卵を髪の毛に産み付けています。すぐにとれるものじゃなく、爪先でつまむように白い卵をひっぱるととれ、とれた後黒くなるのが、しらみの卵の特徴です。集団生活で、髪の毛同士が触れ合うことにより感染が広がってしまうそうです。卵は1週間で孵化し、成虫が血を吸うそうです。しかもしらみの成虫を見たことがありますが、すごくすばしっこく、取るのに苦労しました。成虫を死滅させるには、専用のスミスリンシャンプーを使う事だそうです。また髪を洗った後はすぐにドライヤーをすることも効果的だそうです。
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナも夏に流行する1つの感染症です。これも、発熱、のどの痛みや水泡が出来るそうです。飛沫感染や、唾液がついた手での接触感染だそうです。
プール熱
咽頭結膜熱とも呼ばれる感染症で、これも夏にピークを迎えます。いわゆるアデノウイルスともいいます。これも飛沫感染や接触感染が感染経路だそうです。プールの水から目の結膜へウイルスが侵入することもあることからプール熱と呼ばれるそうです。高熱、のどの痛み、結膜炎が症状で出る事があります。
沢山ありますが主に夏にかかりやすい感染症でした。今まで手足口病は、手や足にぶつぶつが出ている子をたくさん見てきました。みんな痛々しく、しばらくすればきれいになるという事でしたが、なんだかかわいそうでした。1人かかってしまうと、みんなに移ってしまうのが感染症であるので、園でも、移らないよう対策を練っていきたいですね。