手遊び

保育士の1日を教えます!

 

保育士ってどんな仕事のイメージがありますか?

「子どもと遊んでいる」「楽しそう」「お母さんたちとたくさん話す」などいろいろ思う人もいると思います。私もそうでした。私が保育士になった理由の大きな1つは「子どもと遊べる」でした。

私は一人っ子で、兄弟もいなく一人で遊ぶ事が多くあり、友達と遊ぶときに初めて一緒に友達の妹や弟など小さい子どもと遊ぶ機会がありました。



その時「楽しい」と感じて、子どもと遊んだり、面倒を見たいと思いました。まだその時は「保育士になる」という夢を持つよりかは、一緒に遊びたいなという気持ちだけでした。

でも実際に保育園の先生になると子どもと遊ぶ前にやることって沢山あります。私も先生になってから「こんなに仕事多いの?」って思いました。例えば連絡帳を書いたり、月末には子どもに関する書類をパソコンで打ち込んだり、クラスにお便りを作ったりします。

保育士になってみないと分からない事って沢山あると思うので今日は、保育士の1日の流れを書いていきたいと思います。

まず、保育士はシフト制です。早番があったり、遅番があります。保育園は朝から夜までやっているので、日替わりで勤務を行います。

朝、保育園に来たら、自分のクラスに入ります。朝一の場合は、同じ年齢だけじゃなく1歳から5歳までを1つのお部屋で保育を行います。

先生たちが出勤してきたら、各クラスに分かれて活動を行います。おやつを食べたり、朝の会などします。

活動では、室内遊びや戸外遊び、製作などを行います。季節の製作を行う時には、この準備が意外と大変で時間がないので、仕事の合間や家で、製作の準備をします。

活動が終わった後は、給食なので、保育士は配膳をします。子どもによってはアレルギーがあったりするので、誤食しないよう、表をしっかり見て複数担任の場合は全員に周知します。

給食は小さい子どもにははさみで刻み、幼児さんは好き嫌いがあるので、苦手な物は減らしてあげたりと調節しますよ。

給食も子どもと一緒に食事する園だと、なかなか落ち着いて食べる事は出来ません。乳児なら食事介助をしたり、幼児では、箸の持ち方やお皿の持ち方の食事マナーを見てあげなければならないのです。

その後は着替えをして午睡(お昼寝)をします。寝かせた後が先生たちは大忙し。

連絡帳を書いて、残りは製作の準備や、行事や係りなど自分に割り振られている仕事。休憩とはいいますが、あまり休憩は取れません。

15時になれば子どもを起こして、着替えておやつ。おやつの準備をして布団をしまったり、部屋の掃除をします。おやつが終わった後は帰りの準備をして帰りの会をします。

帰りの会が終わった後は、お迎えが来るまでひたすら遊びます。

先生たちは自分の勤務の仕事を行い、早番の先生などは大体16時まで勤務なので終わりですが、残って製作したりと仕事は山積みです。

でもこんなに忙しく大変な仕事ですが、やりがいは人1倍あるのではないかと思います。子どもを相手にするので気をつける事も多いですが、子どもの毎日の成長とおもしろい仕草や遊び、言動にいつも笑っている気がします。でもそれって余裕がないとつらいんです。

仕事山積みの中にそういう事があっても気づけない時もあります。だからこそ、保育士は無理しない環境を作る事が理想だと思います。まあなかなか難しいですが。

やりがいの仕事は間違いないので私はまた明日から仕事に励みたいと思います。