保育士になるためには、単位をとって学校を卒業する必要があります。単位ではもちろん授業を受け、テストでいい点を取って…とありますが、保育なので実技もあります。そして1番の難関といってもいいくらい、大変なのが「実習」です。
実習とは、幼稚園、保育園、施設の3か所に何回かに分けていきます。大体2週間くらいです。その2週間がかなりと言っていいほどきついんです。
私は、緊張と不安とでかなりプレッシャーにやられた記憶があります。今回はそれぞれの実習の大変な事、気を付けることをかいていきたいと思います。
私の場合は、幼稚園、保育園の免許を両方取りたかったので上記の3つの場所に全部で5回実習に行きました。学校によって違いますが、私の所は1年生の6月に幼稚園を5日間。次に1年の2月頃、保育園と施設に2週間。施設も人によって児童養護施設だったり知的障害の施設とバラバラでした。そのあと2年の夏に保育実習と、幼稚園実習を2週間ずつ行いました。まさかの休みなく連チャンの実習にかなり体力的にも精神的にもつらかったです。
まず、私の感想は、幼稚園は厳しいということです。これも本当に園によりますが私の所はほぼほぼ褒めてくれない!全て指摘でした。これは、指導者の立場になった私からすると、確かに出来ない事も多いけれど、その実習生の良いところを見つけるようにしています。全部だめというのでは、育つものも育たないと思いました。
幼稚園では課題のピアノや最後の実習では責任実習といって、1日先生となって行います。そのため1日の流れを把握しなければなりません。ちょうど運動会前の時期だったので運動会練習があったりと忙しい日々だったなと今更ながら思います。
保育園では、各クラスに入り、年齢にあった手遊びや紙芝居、絵本など読ませてもらいました。こちらの方はいろんなクラスに入るので、沢山の子どもたち、クラス風景が見れました。
施設では、児童養護施設に行きましたが、子ども達は大きく、ひたすら部屋の掃除をしていました。帰ってきてから一緒に遊んだり、宿題をみたりと過ごしていました。子ども達の思春期になかなか寄り添えず、苦労した思い出と場所が遠く2週間泊まりで、初めてホームシックになりました(笑)
実習を1つ終える度、少しずつ成長はしていくと思いますが、まだこれから実習があるって方には、これだけは気を付けた方がいいことをポイントで書いていき、ぜひ参考になればと思います。
1 遅刻や欠席をしない
やる気が無くなると、遅刻や欠席ってどうしても起こってしまうんです。実習を行うにあたり、毎日実習日誌という、1日の流れ感想を書きます。もちろん仕事が終わってから書くので、初めの方はかなり時間が掛かります。そのため寝るのが遅くなり、次の日は早い…と生活リズムが崩れてしまう場合があります。そうならないよう、実習前は早寝早起きのリズムを作ったり、体調を崩さないような心がけをする必要があります。
2 ネックレスなどアクセサリーを付けない
こちらも当たり前ですが、絶対アクセサリー類は厳禁です。子どもと触れ合う職業で、特に保育園などは赤ちゃんなど小さい子もいます。なのでこの期間だけは、つけずに行き帰り過ごした方がいいです。時計は通勤だけのが好ましいと思います。
3 言われたことは素直に受け止める
実習中は、かなり注意やアドバイスをもらいます。その為、言われたことに反発せず、笑顔で「ありがとうございます」と言えると、とても先生からの印象が変わります。逆に言われたことに対し、反発したり、態度に出したりしてしまうと、評価にも響いてしまいます。なので言われたことはきちんと受け止めましょう。
次のブログでは、乗り越えるためのコツや、こんなことをしておくといいよなどの実習の為になるようなことを、指導方面から書いていきたいと思います。