実習

実習日誌の添削の仕方。保育士養成学校の赤ペンから学んだ必見ポイント

実習日誌ってどうやって書くの?添削の仕方について保育士目線でポイントをご紹介!

 

保育養成学校に通い、先生になるための実習。実習の授業では、どんな服装をしていったらいいか、どんな態度で臨むべきか色々教えてくれます。

しかーし!私の学校では実習日誌の書き方を全くと言っていいほど教えてくれませんでした。初めての実習で、実習日誌の提出をして、かなり赤ペン修正をもらった記憶があります。そのあとも、出来てない所は「修正」をもらい直すの繰り返しでした。最後の方は、だいぶ「修正」をもらわずすみましたが、最初から学校がちゃんと教えてくれればいいのに…って思いました。

自分が実習生だったころは、たくさんの先生に実習日誌を添削してもらい、先生によっては添削の仕方が違い、細かく見てくれたり、ざっと目を通して、感想を書いてくれる先生もいたり。保育士6年目になった今、色々な実習生を見てきました。実習日誌の書き方も学校によって違ったり、まず実習日誌の書く項目すら違う学校もあります。でも、添削する私たちは同じところをみて、書けていないところは補足をしています。

その経験から、これから実習へ行く人へ、ここを書けると評価が上がるポイントやここは押さえていた方がいいところなど、ポイントで補足しながら上げていきたいと思います。

1、字は見やすく丁寧に

これは基本中の基本。雑な字や汚い字は、実習日誌を添削する先生も見るのが嫌になります。確かに実習した後、家に帰ってご飯もそっちのけで書いたり、文章を書くのが苦手な人は時間がかかったり。大変だと思います。今、実習日誌を添削している先生も色々な添削の仕方を経験してきているので絶対気持ちが分かります。たとえ字を綺麗に書けないとしても、丁寧に書くことを心掛けることは出来るはずです。

その努力だけでも先生たちは認めてくれたり、頑張っているんだなと思います。あまり小さくても大きくても読みずらいので、ちょうどいい大きさで、まっすぐに書くと見やすくなりますよ。

2、子どもの様子と保育士の様子

これは場所によって実習日誌の項目は違いますが、ほとんどの所は、子どもの様子・気づきと書いてあります。

これは、子どものしたことを書くだけではなくて、その子どもの様子や行動を見て、どんな事に気づいたか、どうしてこういう言葉を言ったのか、そこまで考えて書けると自分の学びにもなるし、先生たちからよく子どものことをみて考察しているなと思ってもらえると思います。

そうすると添削も少なく済みます。

実習日誌においてここが一番大事な部分でもあるので、このポイントを抑える事が出来るととってもいいと思いますよ。

そして保育士の様子も、保育士がしていることを書くのはもちろんですが、例えば活動が遅れている子にはどんな声掛けをしたか、保育士がした声掛けにはどのような意図が隠れているか、そこまで読み取って書けるといいと思います。

3、質問したことは反省、考察欄に生かす

実習をした日の終わりには毎回反省会があると思います。そこで必ず聞かれるのは、感想や質問です。ここですぐに感想や質問が出ないと意欲がないと思われてしまうので、気を付けてくださいね。

質問することはあらかじめ考えておいた方がとっさに聞かれても、言えたり、休憩時間にその先生といる事があれば、話のネタになり関係も築けると思います。そしてそこで聞いた質問は、反省や考察の欄に、こう言われたからこう思うなど自分の意見を取りいれる事が出来ると、反省の欄も埋まるし、学んでいるんだなと先生は思います。

ただ、だらだら反省を書いたり、中身が薄いのはNG。しっかり、中身があるものをおすすめします。

以上3つポイントを挙げてみました。実習は実習日誌が全てではありません。以前書いたように、態度や謙虚さ、積極性など見た目で大きく判断されがちです。でもそれを逆手にとり、保育士になるための姿勢を持ち、その3つを意識して実習に臨めば、単位を落とすことはほぼないでしょう。実習日誌も1つのチェック項目なので、もし話すのが苦手であれば、実習日誌に思ったことなど書くことで、先生たちにも伝わると思います。

大変な2週間だと思いますが、ぜひ素敵な先生になるためのお勉強、頑張ってくださいね!